寒さに立ち向かえた原動力
今日の天気予報は「午後から雪がちらつくでしょう」だった。
朝から「本当に降りそうだ」と感じられるような
どんよりとした空が広がり、寒い一日となった。
毎朝、正門で登園してくる子ども達を迎えている。
マフラーや毛糸の帽子、手袋などで防寒した子ども達が
鼻を赤くして元気に登園してきた。
挨拶を交わしながら握手をすると、どの子の手もあたたかい。
その手のぬくもりを感じながら、フワッと私の気持ちも
あたたかくなる
広い職員室はなかなか暖まらず、
血行の悪い私はユタポンとひざ掛けが離せない。
そんな時、外から数人の子ども達がうれしそうにやって来て
「縄跳びが飛べるようになった!!」とのこと。
ジャンバーを羽織って、子ども達と一緒に寒い外に出て行くと
冷たい空気に思わず肩をすぼめた。
でも子ども達は薄着で元気いっぱい。
大きな声で数を数えながら縄跳びを跳んで見せます。
私もその場でジャンプしながら一緒に数えていると寒さを忘れます。
失敗すると残念そうにし、気持ちを立て直して再度跳び始める。
さっきより1回でも多く飛べるように・・と、私の応援にも力が入ります。
記録が更新すると周りにいた子ども達と共に歓声をあげた。
できるようになったうれしさを全身で表し、
友達の成功を素直に喜ぶ純粋な気持ちが愛おしく感じます。
自分で作った凧が上手く揚がらず、ひたすら凧を片手に走ったり、
尾の長さを変えてみたり、
友達に凧を持ってもらって一気に走り出したりしている姿もある。
どうしたらいいか一緒に考えているうちに
私も夢中になってしまいます。
目標に向かって試行錯誤を重ねる子ども達に、いつも元気をもらっている気がします。
退勤後に透析に行くと、スタッフの誰もが
「降ってますか?」と私に聞いた。
今日は一日グレーの空が広がっていたけれど降ることは無かった。
透析が終わって外に出ると綺麗な星空が広がっていました。
明日は晴れそうです。